空き家には問題点がいっぱい!景観の悪化、不審者侵入、放火、倒壊の危険性 等など・・・
ちえ
田舎の実家を空き家にしておくと、①安全面、②法律面、③費用面、④資産活用面などで次のような問題が起きます。
まずは、すごく近所迷惑な「安全面の問題点」から説明しますね。
まなぶ
- (安全面)田舎の実家が空き家でご近所が大迷惑!どうする?
- (法律面)1年間放置すると税金が6倍、強制取り壊しもある!
- (費用面)実家に住んでなくても年間50万円以上の費用が必要
- (試算活用面)住まない家は短期間でどんどん傷み、資産価値も下がる
目次
実家を空き家にすると問題点がいっぱい!
現在、持ち家に住んでいる人が、田舎にある実家を相続したとしても、便利な都会を離れて田舎に住むというケースは少ないでしょう。
相続によって今住んでいる家(持ち家)とは別に、住まない家を田舎にもう一軒所有することになります。
誰も住んでない実家を放置すると、景観の悪化や安全面など、次の各項のような点で大きな問題となる可能性があります。
景観の悪化・安全面でご近所が大迷惑!
空き家に対する近隣住民の目は非常に厳しいものです。
まず最初の問題点は、景観の悪化、安全面(不審者侵入、放火、倒壊など)で、ご近所が大迷惑する!ということ。
「景観の悪化」から順に説明します。
景観の悪化で、ご近所が大迷惑!

一戸建ての実家には庭があり、春や秋には数週間放っておくだけで雑草が伸び、草刈りをする必要があります。
また庭の木の枝も、定期的に剪定をしないと見苦しい状態となり、周辺の景観を著しく損ねたり、周囲に不快感を与えたりします。また、樹木の枝が隣家の敷地まで越境して伸び、迷惑をかけることにもなりかねません。
人が住んでいない家は、見栄えが悪いだけでなく、ゴミの不法投棄、スズメバチなどの害虫、野良猫、ネズミ・イタチなどの害獣の繁殖の場になることもあります。
空き家は、日常の管理をしなくなると、あっという間に見栄えが悪くなり、ご近所迷惑となるのです。
安全面で、ご近所が大迷惑!
空き家の問題点-1
不審者の侵入で、ご近所が大迷惑!
空き家となった実家に家財道具や布団がある場合は、不審者が侵入し、そのまま寝泊まりしている事例もあるそうです。
侵入者が犯罪を起こしたり、小さい子を連れ込んで悪戯したりすることは絶対に避けねばなりません。
また放置された空き家には、たとえば不良高校生などが侵入し、タバコを吸ったりお酒を飲んだりするたまり場となってしまう事例もあるそうです。
空き家が青少年の非行を助長してしまうことは、誰だって避けたいものです。
空き家の問題点-2
放火(不審火)で、ご近所が大迷惑!
放置された空き家は人の目がないため、放火犯の格好の標的となってしまいます。
空き家には、伸びた枯れ草、投棄されたゴミなど、燃えやすいものが多いのです。
消防庁の発表によれば、火事の出火原因第1位は「放火」で、「放火の疑い」も合わせると火事の4割以上は放火関連だそうです。
放火(不審火)によって、実家の火事やご近所の住宅に延焼することも絶対に避けたいものです。
空き家の問題点-3
家屋倒壊の危険性で、ご近所が大迷惑!
日本の住宅は木造建築が多いため、定期的に管理をしないと、どんどん傷んでいき、急速に老朽化します。
特に1981年(昭和56年)以前に建てられた家は、現在の耐震基準を満たしておらず、いつ起こるかもしれない地震に弱いため、小さな揺れや雪の重みで崩れたり、倒壊する危険性があります。
あなたの実家が老朽化し、家屋が倒壊する危険性があるとしたら、被害を受ける可能性があるため、ご近所は落ち着いてはいられないものです。
空き家の問題点(景観の悪化・安全面)のまとめ
・景観の悪化
・安全面(不審者侵入、放火、倒壊など)
で、ご近所にたいへんな迷惑をかけます。
まなぶ


